タイトル | : Ver3.05 の -psy 速度と現状のコマンドラインオプションについて |
記事No | : 12 |
投稿日 | : 2001/09/15(Sat) 00:26 |
投稿者 | : 計 |
昨日リリースの Ver3.05 ですが,Ver.3.04 に比べると -psy(gogo.dll を GUI から使う時の[心理音響モデルの使用]に相当)の速度が若干落ちています.これ は,
・開発当初,音質や速度の違いなどを考慮して -psy 用と -nopsy 用それぞれの 内容を決めた.-psy はいろいろな心理音響解析をして高音質.-nopsy は若干 処理を省いて高速. ・Ver3.00 リリース後,-psy で使うつもりだった関数の一つが gcc でうまく 動かないことがわかったので,Ver3.01からVer3.04 ではその関数だけ -nopsy と同じ動作にした.その分ちょっと早くなったけど音質は落ちた. ・いろいろ試したところ,その関数がうまく動かないのは gcc の最適化バグが 原因っぽくて,回避できそうなので,Ver3.05 から当初 psy 用に考えていた 関数に戻した.
という開発途上の事情によるものです.バグじゃありませんので,ご理解くださ い^^;;コマンドラインからだと -q 3 か -q 5 くらいを指定してもらうと, Ver3.04 での -psy の同じくらいの速度と音質になるかな.dll はどこで設定す るかわかりません^^;;
って,-q オプションはドキュメントに書いてないですね.そのへんも含めて, 以下に現状のコマンドラインオプションのことを書きます.流動的な部分もある ので,将来変更になるかもしれません.
GUI の[心理音響モデルの使用]は午後2と同様に -psy と -nopsy オプションに 相当しますが,午後3ではどっちを指定しても心理音響解析をします.-nopsy の 方が若干処理を省いているだけです.午後2との互換性のため,このような名前 のオプションになっています.
午後2の -nopsy のような心理音響解析をほとんど全部省略するモードは午後3に ありません.曲にもよりますが,午後3の -nopsy でも午後2の -psy より高音質 な場合が多いです.
-q オプションは 1〜9 を指定できます.数字が少ない程高音質で数字が大きい ほど高速です.-psy は -q 2,-nopsy は -q 8 に相当します.-q 1 と -q 9 の 動作チェックはあまりしてないので,いろいろやばいかもしれません^^;;
-q, -psy, -nopsy のどれも指定しないと -q 5 相当になります.
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