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タイトル再生時の不都合
記事No654
投稿日: 2002/09/14(Sat) 01:33
投稿者榊乃 美柚優
はじめまして♪ 午後のこ〜だ、かなり前から愛用させていただいてます☆

 過去ログにもいくつか私と同じ不都合のカキコがありましたが、Ver.3.10β6になった今でも同じ症状が出てるので、今回カキコするにいたりました。

 その不都合とは、固定ビットレートの320kbit & 256kbitでエンコードしたmo3(wave形式のmp3も含む)ファイルが再生時、曲の始めから再生しようとすると最初から最後まで音がでないというものです。
 詳しく説明しますと、WMP7.1 & WMP8(XP)では正常に再生でき、WMP6.4では曲の始めから再生しようとすると、音が出ないのです。スライドバーを途中までもっていくとそこから先はちゃんと音が出ます。
 もちろん、CPU拡張命令や出力モード(モノラルにしたときは最高でも160kbitなので問題なし)、プリエンファシス設定やクオリティ設定、WAVEヘッダのサイズフィールドを無視するかしないかなど、関係のあるありとあらゆる要素をすべて一つずつ変更して試しましたがダメでした。
 用意したwaveファイルも、短いものや長いもの、始めが無音のものなどを、それぞれさまざまなソフトでwaveにしたものを全部試しましたが、結果は同じでした。

 ただ一つ違っていたのは、これまで説明してきたものはすべて共通して44.1KHzのwaveを変換した時の結果ですが、32KHzのwaveを変換したときには、もっとひどい結果になってしまいました。固定ビットレートで320kbit & 256kbitで変換したものは、曲の始めから再生できないどころか、スライドバーを動かして曲の途中にもっていっても全く音が出なかったのです。そして224・192kbitでは、44.1KHzのwaveを320・256kbitで変換したときと同じ結果(始めからは無理だが、途中からなら再生できる)になり、正常に再生できたのは、160kbit以下のビットレートになってからです。これももちろんWMP7.1 & WMP8(XP)では問題ありませんでした。

 しかし、DLLバージョンが2.40や2.39の頃(それ以下の頃も含む)は、44.1KHzのwaveを固定ビットレートの320kbitや256kbitでエンコードしたものもちゃんとWMP6.4を含む全てのプレーヤーで正常に再生できました。(320・256kbitでエンコードする時は、いまだにDLLが2.xxの午後のこ〜だを愛用しています)
 なのでDLLが3.xxになってから、WMP6.4で44.1KHzのwaveを固定ビットレートの320kbitや256kbitでエンコードしたものなどが正常に再生できなくなったのは、WMPやハード環境が原因なのではなく、そちら側の不都合なのではないかと思われます。(あくまで私の理論ですので、そうは限りません)

 ちなみにDLLが2.40や2.39だった頃も、44.1KHzのwaveでは問題ありませんでしたが、32KHzのwaveを固定の320kbit & 256kbitでエンコードすると、DLL3.xxで44.1KHzのwaveを320kbit & 256kbitでエンコードした時と同じ結果になってしまいました。このことは、今回いろいろと検証するまで、44.1KHzのwaveしかエンコードしたことがなかったので気づきませんでした。

 とりあえず、バージョン7.1以降(7.0でも大丈夫と思われる)のWMPを使ったり、224kbit以下でエンコードすればなにも問題はありませんが、私はWMP6.4を愛用しており、なおかつ、高音質でしかエンコードしないので、この不都合はとてもいたいです。。。 少なくとも、旧バージョンでは44.1KHzのwaveを固定320kbitや256kbitでエンコードしても、なにも問題なかったのですから、もしそちらの不都合なら早く改善されることを願っています♪
 せっかくエンコードのクオリティ設定などもできるようになったのですから、旧バージョンでなく、3.xxバージョンで320kbitのエンコードがしたいですから☆

長くなりましたが、最後に検証環境を参考までに…

[マシンスペック&環境]
<午後のこ〜だ>
DLL3.xx(それぞれのβ版を含むすべて)・2.40・2.39 & それ以前の2.xxのをいくつか

<Windows Media Player>
バージョン6.4・7.1・8(XP) 全て完全アップデート修正済み

<マシン1台目>
デスクトップ
OS:Windows98SE (完全アップデート修正済み)
CPU:Pentium V 750MHz
メモリ:192MBytes

<マシン2台目>
ノート
OS:Windows XP Pro (完全アップデート修正済み)
CPU:Pemtium 4-M 1.7GHz
メモリ:512MBytes

<追記>
WMP6.4は両方のマシンで、WMP7.1は1台目で、WMP8(XP)は2台目で検証
検証には膨大な時間と労力が費やされました。。。(死


タイトル 再生時の不都合
記事No659
投稿日: 2002/09/14(Sat) 10:04
投稿者うるり
サポートです。
問題をこちらでも確認できました。結論から言いますと、WMP6.4以外をお使い頂くのが簡単です(^^;
原因を簡単に言いますと、エンコーダとデコーダの仕様が合わないようです。

具体的には、フレーム内でビットリザーバの最大保持量をオーバーした時におかしくなるようです。
規格が厳密にどう定めているかはチェックしていませんが、今回の不具合が起こらないような
エンコーダはフォーマット上困難だと個人的には思います。
reservoir.cに#define NEW_DRAINを追加すれば回避できるようですが、完全な解ではありませんし、
別の問題が発生する可能性も考えられます。
デコーダに対応していただくのが簡単だと思います(普通にソフトウェアデコーダを作ると自然に対応できる
はずですが、IISのデコーダはチェックが厳密だったのかもしれません)。

問題が発生するのは、静かな部分が存在する(特に完全な無音部分=デジタル編集されている)場合で、
出力ビットレートが高い場合の方が起こりやすいと思われます。

解決の奇策としてはわずかなノイズを乗せるという方法があります(^^;
なお、LAME3.92でも起こるようです。

> 検証には膨大な時間と労力が費やされました。。。(死
詳細なレポートのおかげで当方の検証の時間を大幅に短縮できました(^^;

タイトル
記事No677
投稿日: 2002/09/18(Wed) 06:53
投稿者榊乃 美柚優
レスありがとうございます♪

そうですか… やはりデコーダの関係でしたか。
でもやはり、reservoir.cに#define NEW_DRAINを追加したり、わずかなノイズを乗せたりするのは不本意であり、なおかつ、WMP6.4を愛用したい私の気持ちは変わりませんので、固定ビットレートの256・320kbitでエンコードするときは、今まで通りgogo.dll ver.2.40をしようしたいと思います☆

ではまた何かあった時にはよろしくお願いします _(_ _)_ペコッ