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タイトルRe: 3.11 の -q について
投稿日: 2003/09/25(Thu) 11:17
投稿者   <kei-i@sams.co.jp>

> gogo.exe 3.11 をvbrモードを主にいろいろと試しているのですが、
> -q のパラメーターのそれぞれの意味を教えていただけませんでしょう
> か。たしか9は心理音響をほとんど使わないと以前読みましたが、それ
> 以外の8から0までの詳細はどうなっているんでしょうか? もしよけ
> ればどなたか教えていただけませんでしょうか。

どの程度の詳細をお知りになりたいのかによりますが、とりあえず、以下、概要
だけ。なお、あくまで、現行のVer3.11aに設定です。初期のVer3.xxと変わって
いる部分もあるし、将来更に変わることもありえます。

ええと、まず、VBR では -q 6〜9を指定した場合でも5を指定したのと同じに
なります。これは、現行の午後の実装上、-q 0〜5 の時に使う計算の一部が
VBR エンコードに必須のためです。CBRでは0〜5以外も意味があります。
(mp3 一般の話ではなく、あくまで、現行の午後の実装上の都合です)

-q 5〜9:
・心理解析あり
・ノイズ計算はそこそこ
・ハフマン圧縮の計算はそこそこ大雑把

-q 3〜4:
・心理解析あり
・ノイズ計算はそこそこ
・ハフマン圧縮の計算に気合を入れる

-q 1〜2:
・心理解析あり
・ノイズ計算に気合を入れる
・ハフマン圧縮の計算に気合を入れる

-q 0:
・心理解析あり
・ノイズ計算に更に気合を入れる
・ハフマン圧縮の計算に気合を入れる

※ノイズ計算
・元WAVとエンコード結果との差分をノイズとみなして、このノイズが人間の耳
にどの程度邪魔くさいかを計算する
・本気に計算するとけっこう時間がかかるので、-q が大きい時は、比較的簡易
な計算方法を使用

※ハフマン圧縮
・各フレームのエンコードの最後に、ハフマン圧縮をしている。
・これも、本気に計算するとけっこう時間がかかるので、-q が大きい時は、比
較的簡易な計算方法を使用


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